農業用・厨房機器は、中古よりレンタルがいい?

大型農業機

農業用・厨房機器をレンタルするときのデメリットは?

農業用・厨房用については、業務用機器の種類や入手方法などで不安を抱えている方も多いと思います。個々に新品で揃えると、安心ではあるけれど莫大な投資費用がかかる。かといって中古で揃えてしまうと不具合が生じたときのメンテナンスが実費になって結局高くつく。いったいどうすればいいのだろうとお悩みの方も多いはず。

そこで残された手段となるのが「レンタル」という入手方法です。レンタルは農機具にもあります。業務用の厨房機器にもあります。通常レンタルは初回の契約金に相当するお金を支払えば、あとは月々のレンタル費用を支払えば自分のもの同然に使っていけます。初期投資がかからないのが大きな魅力です。

しかもレンタル費用は営業経費として認められるため、他の科目とどうように帳簿や申告用紙に記入し、経費として落とすことができます。レンタルは借り物なのでどんなに良い機械や器具を導入しても自分のもの、自分の資産にはなりませんが、万一事業に失敗しても、農具買取や厨房機器買取に出す手間がありません。

苦労して購入した機器や器具が、5分の1とか10分の1の値段で引き取られてしまうのであれば、最初からレンタルにしておいたほうがいいという経営者もいます。しかしレンタルやリースにはメリットだけでデメリットはないのでしょうか。いいイメージだけで先行してしまうのは危険。レンタルに死角はないのか探ってみましょう。

そもそもレンタルとリースとでは契約の仕方が違うので、農機具や厨房機器を一緒にして論じることはできません。そこで一般的に多く用いられているリース契約でのデメリットを中心にピックアップしてみたいと思います。

農業用・厨房機器のリースのデメリット

解約金・違約金が発生する
リースは農機や厨房機器が不要になったときに、処分する費用を拠出することなく、そのまま引き取ってもらえるのがメリット。しかしリースには定められた契約期間があるため、場合によっては解約金・違約金が発生してしまいます。
2年間~3年間は借り続けなければならない
リース会社によって異なりますが、リース期間を3年として契約した場合、その期間が満了を迎えるまでは中途解約できません。上記で示したような解約金・違約金が発生します。
初期投資は少なくても結局は高くつくことに
リースの場合、契約金と月々のリース代だけで済みますが、リース代を支払っている回数で総額を合計していくとかなりの高額になります。経費計上できるというメリットはあるものの、月々の支払いが経営を圧迫することもあります。